ボトル

good night mare

この冬にやってよかったこと

 

 私は冬が苦手だ。

 

だいたいみんなそうだと思うが、寒くて動けず、何となく気分も沈んで外に出る気どころか着替える元気もないことが多い。学校もバイトも毎日のようにあるのに怠惰と言う名の金縛りにしばられてしまう。

 

朝起きることができないことを、最近よくSNSで見かける低気圧とか冬季うつ病とかいう曖昧でたいくつなものを理由にしてみた。

 

単位や信用を失った。

 

それはこの冬だけの話ではないし(よくよく考えてみると一年中季節にイチャモンをつけながらダラダラやっているような気もする。)、これまでの人生のほとんどの冬が億劫であった。

 

本当だったら病院にでもいってカウンセリングを受けるなり薬をもらうなりしろなんてことはわかっている。

 

たぶんそこまで深刻なものではまだないので、イマイチ勇気が出ないというのが本音だ。

 

 

 そうはいっても、全く楽しいイベントがなかったわけではない。

 

私には幸い、身の回りによくしてくれる人たちがいるので、そういう人たちに甘えることで時折楽しい時間を過ごすことができている。

私を暗く狭い8畳ほどの部屋から引っ張り出してくれたり、また訪ねてきてくれる人々だ。その人たちに感謝をするとともに、その人たちがそばにいないとき、ひとりで部屋の中でやっていたこの冬の気分転換を書き残しておきたいと思う。

 

 

 

①手作りサラダチキン

この冬はとにかく自炊をやった。単純に料理が好きだったし、何よりバイトを休んでしまったりしていてお金がなかったから。

 

 なんとか学校まで足を運んだ日の帰り、夜のセールで安くなっている鶏ムネ肉を2〜3枚買う。最初の日は唐揚げにでもするのだが、2日目となってくるとセール品の肉なんて私でもさすがに怖くなってくる。

なので、一口大に切った肉をジップロックにほうりこみ、軽く酒とニンニクと塩胡椒で揉んで冷凍し、3〜4日ほどかけて少しずつ茹でながら食べた。

豆苗やカイワレなどの安価でかつ生で食べられる野菜も添えるとこれがなかなかうまいし、楽だ。

 

少し多めにやっておけば翌日弁当につつんで持っていける。(これは不思議なことだが、お弁当を前日に作っておくことで翌日学校に赴くモチベーションがあがる。)そのままはもちろん、ソースをかけたりオムレツにしてみてもいける。

 

 

②燻製

  これも自炊のひとつだが、この趣味は2〜3年ほど前、一人暮らしを始めるよりも前からの個人的なものだ。

 

一見、燻製と聞くといろいろな機材が必要なのではないか?と思う人も多いはずだけど、手持ちの蓋つきフライパンがIH対応ならあとはチップさえあればできる。

そして食材だが、6Pチーズやベビーチーズなどのプロセスチーズ類、冷凍枝豆を解凍してよく水を切ったもの、市販のボイルたこ、ナッツなどは大した下準備もいらないので簡単だし、おすすめだ。(燻し方などに関してはここでは省くけど、Google検索はもちろん、私のツイッターのDMなどでよければ質問してください。)

 

 

③果実酒を漬ける

 もともと父や祖母が梅酒を漬けるのが趣味だったため、なんとなく挑戦してみようとは思っていた。

たまたまおしゃれな瓶を知人に送ってもらったのがやる気スイッチのきっかけだ。

 

安い赤ワインに缶詰のモモやマンゴー、シナモンなどのスパイスを好きなだけ入れ、1〜2週間待つだけ。あとは好きな時に瓶を開けて炭酸と割って飲む。水で割ったりオレンジジュースで割ったりして鍋で温めればアルコールのすごく低いホットワインができる。

アルコールでよく胃が荒れるので、寝る前に飲むときはよくやった。

 

 

④いろんな魚でなめろうをつくる

 夜のスーパーでは刺身用の青魚が安くなっていることが多い。寄生虫などが怖いなとも思うけれど、まあ叩きに叩くのでそれには目をつぶっている。

 

あじやいわしが鉄板だけれども、かつおやぶり、まぐろ、サーモンも悪くない。

どんな魚でも、味噌と生姜と白だしを加えて見切り品のネギといっしょに叩きまくればだいたい美味しくできあがる。

 

調味料やネギで若干カサが増すので、ちょっとお得な感じもする。お酒といっしょにちょびちょび食べるのももちろんいいが、個人的にはご飯に乗せて白だしとお湯をかけていただく出汁茶漬け(まごちゃ と呼ばれるらしいです)がおすすめ。夏は冷汁にしてもおいしい。

 

 

⑤納豆の味付けを変える

 一人暮らしの私の冷蔵庫には、基本的に日持ちする食材しかおいていない。

その代表が納豆と豆腐だ。

そして、特によく食べるのが納豆。

 

理由はすでに発酵している食品なので多少消費期限を過ぎても食べる時に気持ちが楽だからというただそれだけなのだが、あまりに毎日同じ味付けだと飽きる。

だから、チューブのニンニクやショウガを足してみたりレモンと塩で混ぜて食べたりしている。納豆の味は私の中ではタレという固定観念があるので、タレ以外で味付けをして食べると口と脳内がプチパニックを起こして面白い。

難点としては死ぬほど白米と合わないキメラができあがってしまう時があることくらいだが、一度自由研究のつもりでありえないものを入れて混ぜてみたりしてほしい。

 

 

とりあえず勢いに乗って5つほど書いたが、今後思い出したら増やしていく予定。

 

 こうしてみるとやっぱり私は生産的なことをやった達成感でストレス発散するタイプなのかなとも思う。

 

やりたいこと、やらないといけないことは目の前にごろごろしているし、守らないといけない約束や稼がないと生活できない金、仲の良い人が遠くに感じたりする。

そういう簡単なことやものがなんとなくやれなくなって、なんだか人間として弱ったような気持ちになったりした。

 

これは弱音だが、アニメを見ても内容が入ってこず、本を開いても字を追えず、紙を目の前にしても絵を描く気力が起きてこない時というのは、自分を肯定しないこととおなじだ。

すこし厳しくてさみしくてやりきれない日、そういう時に一度自炊たちに専念して、生産的な1日になったなあ、エネルギーをつかえてよかったなあという気分を味わうのはくたばりぞこないの私の精神には優しかった。

 

別につらくない時もやりたいです。

 

それでは。

 

 

 

 

スピリタスを飲んでみた話

おはようございます

 

先日某氏からあるウォッカを頂きましたので記事にしてみようと思います。

 

その名もスピリタス

 

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世界一アルコール度数の高い酒として知られており、その度数は常識を超える96度。原産国はポーランドで、原材料は穀物とジャガイモ。現地の言葉ではエタノールという意味だそう。北米では禁止されている州も存在します。

瓶にはしっかり「火気厳禁」とありまして、飲んでる最中の喫煙すら危険とのこと。調べたところポーランドでは消毒液や果実酒を作る際に使用される程度で、そのまま飲むことはめったにないそうです。

Wikipediaを読み進めていきましたがただただ「アホすぎる」という感想だけが脳内に浮かびます。

 

そして今回の本題

 

「スーパーヤリヤリサワーを作ってみたい」

 

です

 

すこし前から某大学のサークルで使われ、代々最高の調合を目指して試行錯誤が繰り返されていたらしく、例の事件ではスピリタスをカプセルに詰めそのまま飲ませたり、居酒屋に持ち込んで店の酒に混ぜたりしたようです。

しかし、私には少し難易度が高いのでまずは

 

スピリタスをカクテルベースにして美味しく飲む」

 

を目標に設定し、リキュールやシロップと混ぜ美味しく飲みやすいスーパーヤリヤリカクテルを開発したいと思います。

 

 

割材

 

☆リキュール☆

青バナナ

ブルーキュラソー(柑橘)

 

☆その他ノンアルコール☆

ライム果汁

モヒートシロップ

炭酸水

 

 

とりあえずお試しということで今回は特に条件を設定せず飲みます

 

スピリタスを開け いざ飲むぞと意気込んだところでいきなり手足に零しまくってしまい、せっかくなので怖いもの見たさに舐めたところ既に蒸発しており「大変なものを飲もうとしている」ということを自覚し始めました。

 

 

1杯目

スピリタス+ブルーキュラソー+ライム+炭酸水

 

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カクテルに炭酸水を足し飲みやすくしました。

味はオレンジとライムが爽やかで、スピリタスの後味の特徴である仄かな甘味がふんわりとして美味しかったです。 

ちなみに炭酸水ナシも飲みましたが味とアルコールが濃いくらいで飲めそうでした。

 

2杯目

スピリタス+モヒートシロップ+ライム+炭酸水

 

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無限に歯磨き粉。アルコール入りの歯磨き粉を水で溶いた味でした。特に作り方などは存在せず、私がモヒート好きなので買ってみたのですが比率がおかしかったみたいです。あと炭酸があまり良くなかったかも。水の方が合っている感じがします。無駄に量を作ってしまったので3杯目もこれでした。 

 

4杯目

スピリタス+青バナナ+ライム+炭酸水

 

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甘い香りと青バナナの特徴的な後味スッキリとした苦味がスピリタスの仄かな甘味と合わさってなかなかよかったと思います。正直な話この時点でもうかなり気持ちよくなってきており、風呂に入るのがしんどかったです。

 

5杯目、6杯目と最初に飲んだものをもう1回作り、順調におつまみも減り楽しかったのですが、6杯目を半分飲んだところでふと台所に立とうとした瞬間ありえないめまいに襲われ「ウワー、酔ってる」と考えたことを覚えています。そのまま寝るかと全てを放置してベットに飛び込んだのですが30分後にはトイレで吐きまくってました。「寿司が勿体ねぇ〜」と思っていました。(つまみは寿司でした。)

吐いてからはぐっすり眠れ、二日酔いもなく朝は普通に迎えることができました。

 

世界一アルコールが強いスピリタス。流石96度ともあると香りが完全に消毒液のそれですし、お遊びですら原液で飲もうという気にもなりません。ただ、キチンと用量を守ればこれ程コストパフォーマンスに優れた酒もないと思います。手軽に酔えます。

最初は「喉が焼ける」「体育会系も泣く」「ロシア人も飲まない」等々を見聞きして震えていたのですが割りまくったおかげで美味しく飲めました。

スーパーヤリヤリ状態(気絶、動けなくなったり)には特にならなかったけれど、お酒になれていない人たちが私が今回飲んだ量よりも果てしない量を飲まされたことを考えると気絶も脱糞もするよなあと言った感じです。

 

 

拙いレビューですがこれで終わります。

ありがとうございました。