人よりちょっとだけダサい服
数人で集まると、なぜか自分の服だけやたら安っぽくダサく見えるような気がして少しだけ落ち込む。
気に入って買ってるはずなのに、自分のセンスが信じられない瞬間だ。隣の芝生はやはり青い。
ちょっといいなと思っていた人がプライベートでバンドをやっていた。男を見る目がなさすぎる。
本当の優しさについて考えることが多くなった。私はそんじょそこらの人間よりはやさしいほうだとおもっているのだが、バイト先のパートさんはもっとやさしいのですごい。
最近横切る猫たちが全部黒い。
欲しかった茶系のリップを購入したら、落とすのにたいへんな苦労をした。でも落ちにくいし、色も値段も大満足だ。
朝ごはんを食べるようになったら、朝起きる苦痛が少し減った気がする。
なんとか無理やりうんうん起きて、化粧もせずにワンピースを着て飛び出す生活も1週間で終わった。今は温かい紅茶を淹れる余裕まである。素晴らしいことだ。
君のからだがカーテンみたいに揺れていた。そういう夢をみた。
D面まであるレコードを知った。たしかくるりだったか。
パスワードを入力してください、私はロボットではありません。という言葉に涙が出そうになる。そうか、パスワードを入力するということは、ロボットではダメですよという意味なんだ、と毎回ゆっくり解釈してあんしんする。
コールドブリュー用のコーヒーの豆を買っても良いか、おばあちゃんに相談した。おばあちゃんは胃が荒れがちだから、あまりコーヒーはのまない。アイスコーヒーはなおさらだけど、若い私はその魅力的な言葉に負けそうだ。
誰しも自分の心にパスワードを設けている、それを入力するのは人でなければならないみだいだ。
おにぎりをにぎるのは少し面倒だが、愛のスパイスという言葉のミステリーは全てここに詰まっている気がするのだ。
ひとにやさしくした後は、ちゃんと自分にあまくしたい。
ジーパンを買ったらサイズが合わなくて、仕方がないのでバイト用にしたらお客さんに褒められた。何が褒められるかわかったのもではないな。