ボトル

good night mare

思いがけないハプニング

 

馬から落馬🐎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 みなさんはハプニングバーというものを耳にしたことはあるだろうか?

 私はない。少なくとも去年までは存在すら知らなかった気がする。

 きっかけは忘れたが、とにかく他人のセックスを見たかった。

 他の女性がどうやって喘いでいるのか、AVではないリアルなフェラをこの目で見てみたかった。

 

 もっというと、自分の彼氏が他の女とセックスをしているのを見たかったし、私が他の男とセックスをしている姿を彼氏に見せつけたかった。

 

 が、今回は叶わずだった。

なぜなら彼氏がいないので。

 

 

 

 とにかく行ってみる

 先日、東京へ旅行に行った。

目当てはもちろんハプニングバー。ハプニングついでに数人の友人と会ったが、やっぱりハプニングバーのことが頭の隅に住み着いていて、3秒に一回くらいハプニングバーのことを考えていた。

 

 京都にもいくつかハプニングバーがあったのだが、どうやらSM系など、いわゆる「紳士淑女の秘密のバー」という印象で、ただのノーマルなガキである私には少しばかり敷居が高かった。

 

「旅行がてら東京いって、ついでにハプニングバーいきゃいいじゃん」

と気づいた私は、オタクくん♡に連絡してハプニングバーを探してもらった。

 完全に任せっきりでした。ごめんね。

 

(なぜオタクくんを誘ったのかというと、カップルで行くほうが安いから。主に男性が5000〜7000円くらいオフになるみたいですね。)

 

 

 最初は旅行がメインだったが、いつのまにかハプニングバーがメインになってしまっていた。

 

 当然だ。だってセックスなんだぞ!

今日はセックスなんだぞ!!!!

 

赤のTバックだぞ!!!!おい!!!

 

 

そしてとある深夜にオタクくん♡と東京某所で落ち合い、ハプニングバーに向かった。

 

 

 電話をしながら雑居ビルの地下に案内された。めちゃくちゃでかい鉄の扉にビビりながら隣についているカメラ付きのインターホンを押す。

するとすぐに女性が出てきて扉の内側に押し込まれ、簡単なルール説明と会員証を作ってもらい、いざ中へ。

 

 

カーテンの向こう側は薄暗く、バーカウンターには客と店員。

 

普通のバーにもそうそう行ったことがないのに、明らかに普通ではない雰囲気に手汗がしたたる。

 

右にはテープでぐるぐるに巻かれている女性

左には童貞を殺すセーターを着た男

目の前にはガラスの拘束椅子

天井には吊るしの金具(縄とか使うやつ)

 

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

も〜〜〜〜〜〜

 

ハプニングは始まっている〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

!!!!!!

!!

 

 

 

ハプニングはすでに始まっている 

 ガッチガチに緊張しつつもロッカーに荷物を預ける。一応プライベートな場なので、スマホなどの通信機器やカメラは決められた場所でしか使えないのが大体共通のルールらしい。

 

 荷物を預け終わったら、スタッフのお姉さんが店内を案内してくれた。

プレイルームには一部マジックミラーと格子になっている壁があり、そこから他の客同士のハプニングを見られるというわけだ。

 基本的にはどこでハプニングを起こしてもいいが、かならずコンドームはつけろとのことだった。

 

 バースペースに戻って、常連と思われる客としばし雑談した。

 どう考えてもまともに服を着ているほうが恥ずかしい状況だった。せっかくなのでエロコスプレもすることにした。私はレースのスク水をセレクト。オタクくん♡にはピンクのランジェリーを勧めてお互い着た。

 オタクくん♡のピンクのランジェリーは本当に酷いものだった。まんざらでもなさそうな姿がまた気持ち悪かった。

 

ウェルカムドリンクを飲みながら喋っていると、となりに座っていた男女がちちくりあい始め、プレイルームに入っていった。

 

 これはキタ

 これはキタぞ

 

これこれ

これを待ってたんだ私は。

 

高鳴る胸を押さえながらも、せっかくならセックスが始まってから覗きに行きたかったので、しばらくしてから私たちもプレイルームへ。

 

 

 

めちゃくちゃ前戯してた

めちゃくちゃ前戯してた。

めちゃくちゃ前戯してた。

 

めっちゃ前戯してるじゃん!!!

 

男が真剣に乳首をいじる様

それに反応して女が喘いでいる姿

手マンをし、手コキをする2つの生き物。

 

全てが気持ち悪かった。

吐き気がした。

 

レースのスク水ではしゃいでいた私はもうそこにはいない。

 

グロすぎる.......

 人がセックスしている姿をみて興奮してオナニーなんて狂気の沙汰である。

 

休憩しながら何回も見た。

何回も見に行った。

 

はたから見ればずいぶん挙動不審であったであろう。

 

見ながらオタクくん♡のちんこを触るなどもした。

 

 

オタクくん♡はその間何度か

 

「えっ あの女さんの身体エロすぎね?

あの女さん......身体エロすぎるでござるンゴ」

 

などと話しかけてくれていたが、私はキツかった。

 

 さながら飛ばせないAVを見せられている感覚。手マンもクンニもたいして好きではない私にとっては苦痛だった。

 

 挿入がなかなかされないのでバースペースに戻り休憩した。

 

他人のセックスを見ることがこんなに疲れるなんて。

 

 

何はともあれこの私は、他人のセックスを目の前に完全敗北したのであった。

 

 

男のアナルをほる

 それからしばらくして、今回のハプニングバーでのもう1つの目標を達成することとなる。

 

それは

「男のケツマンコを掘る」

というもの。

 

前々から興味はあったし、まったくやったことがないわけでもなかったが、一応デリケートな場所な上自分には存在しないためにやれる人がいたら話を聞こうと思っていた。

 

そして、アナルに詳しい人、いた。

 

ゴム手袋とローションをもらい、レクチャーをやってくれるという方の隣につく。

ゆっくりお尻の穴に指をあて、肛門をほぐしながら指の先を入れる。

 

男性が事前にウォシュレット浣腸をしていてくれたので、"ブツ"が指にあたることはなかった。本当にありがとう。

 

そして前立腺に触れる。

直腸のなかは暖かかった。

ぷっくりとした前立腺を優しくたたくと、それに合わせてちんぽがゆれる。

めちゃくちゃ面白い。

 

ゴム手袋をつけた右手の中指でお尻の穴をゆっくり刺激しながら、ローションをつけた左手の手のひらで亀頭を刺激する。

男性が声を上げるのがたまらなく楽しい。

なるほどね、世の男性はこれが楽しくて手マンやらクンニやらやりたがるワケね。

 妙な納得があった。

 

男性の方もお尻の穴は未経験だったため、早めに切り上げた。

 

そしてこちらから誘った。

 

「ありがとうございました。 私、手コキも練習したいんですよね。プレイルーム行きませんか?」

 

 

 

 プレイルームへ 

オタクくん♡は他の女と喋っていたのでほったらかしていった。

 (後から聞いた話だが、私がプレイルームに行った後「彼女さん絶対怒ってるよ!大丈夫?行かなくて大丈夫?」などと怒られていたらしい。かわいそう。)

 

 プレイルームに敷かれている大きなタオルの上に寝そべってもらう。

 

一応名目上は「手コキの練習」なので、私が上になり思い切り攻めた。

無類のちんぽ好きである私には都合が良かった。

 

その男性には事前に前戯が苦手で勝手に触られることを嫌うことを伝えていた。

 

完全受け身になってもらった状態で、男性の乳首を舐めながらめちゃくちゃローション手コキした。

ローションはもっと多めがいいよ、とかもうすこし強く握っていいよ、とか細かいところまで教えてくれたのですごく勉強になった。

 

 気持ちいいと言われて嬉しかったので顔面騎乗もしておいた。

 私は本当にお尻が大きいので、顔に座れば象の一匹や二匹くらい窒息させることができるのだ。

 

 

かくして、手コキで射精させることに成功した私はティッシュ精子を拭きながら

 

「いっぱいでたね」

 

と声をかけた。

 

「今日3発目なのにイかされちゃったよ〜」

 

と答えていた。

バケモンである。

 

 

 プレイルームを出たらオタクくん♡がいた。

 

 全てが終わってからでは遅すぎるぞ

 

と伝えてトイレに行った。

(そのあとまた彼女さんを怒らせたんじゃない?と訝しがられていたらしい。かわいそう。)

 

そのあと外国人からも声をかけられプレイしかけたが、言葉が通じずやむなく中止。私はもう満足していたので帰りたかった。

 

 

そろそろ帰りたい

しかしここでまだハプニングをおこしていない男が一人いた。

 

ピンクのランジェリー姿のオタクくん♡である。

 

 

彼は女性とはそこそこ喋っていたのだが、まだハプニングにありつけないでいた。

他の客も少なくなってきている中、少し同情した私は

 

「オタクくん♡、エッチしないの?なんで?相手いないなら私が触ってあげよっか♡」

 

と声をかけながら触れた。

ゆっくり触っているとさすがに大きくなるオタクくん♡のちんぽ。

耳を舐めたりキスしたりしたのだが、一体なんのプライドがそうさせたのか結局セックスは起きなかった。

なんなら拒否されたのでさっさとエロコスプレを脱いで服に着替え、帰りたいという意思を示した。

 

鉄の扉を開けた午前3時半ごろの東京は思ったよりも暖かかった。

 

 

 おわりに

総合するとまあ楽しかったかな という程度でした。私はタダで入っているのでそれ考えるとかなりいい思いをしているんですが、ローカルルールがわからずうまく意思疎通ができなかったりも多かったです。何度か通って、常連の人と仲良くしつつ新規の人間をターゲットにするのがうまいやり方なんだろうなあと思います。

実際「教えてあげよっか」の姿勢で安心感を与えるのがうまい人がプレイルームにもっていってたような印象です。

 

正直あえて書いていない部分もあるので、何か質問があればツイッターのDMでください。

 

また行きたいですね。

 

それでは。

 

ツイッター:@ichushi_316