ボトル

いいんだよ

個人情報ですので。

 

子どものおもしろを書いてバズるの、なんかめっちゃずるいよな、とか思う。

 

 先日より、市民プールでアルバイトを始めた。スイミングコーチのアルバイトに応募したはずだったのだが、スケジュールが合わず、今はすこし時給の安いフロント業務の研修をこなしている。

 トレーニングジムとスタジオ、そしてプールが併設されたこの施設は、驚くほどゆっくりと時間が流れる。夜の焼き鳥屋のバイトとは打って変わって、静かで落ち着いていて、応用のほとんどない仕事だ。くるのも老人か子どもばかり。元気な人はいても、うるさい人はほとんどいない。

 でもこのギャップがいいのだと思う。

 

 しかし来月からスイミングコーチの業務が始まる。未就学児〜中学生くらいの人々に水中でのあれこれを教えてやるのだと思うのだが、ほぼ運動らしいこともしてこなかった私にとって大変不安なことだ。少なくとも泳げるはずだが、最後に水に潜ったのは高校3年生の体育の授業だし。

 

 母は子ども向けの英語教室のティーチャーをやっているのだが、接している子どもたちの話をきくのがすごく面白い。

 

 やれあの子は宿題をやってこないとか、やれこの子は野菜の単語をずっと覚えられないだとか、他愛のない話なのだが、子どものとる行動というのは実に不確定で予測のできないものなのだそうだ。

 

  だから子どもと接する日々が始まれば、めちゃくちゃツイッターが捗るだろうななどと思っていた。我が子の話を漫画で書いてバズる夫婦や、自分の店に来た客のおもしろエピソードをウィットに富んだツイートでバズらせる人々の内容と、母親の英語教室での子どもとのエピソードは本当によく似ていたから。

 

 だが先日、主任より「SNSにお客様のことを載せたりしないでくださいね、何が個人情報になるのか、今時わからないんで。特に子どもなんて、親御さんが何言ってくるかわかんないんでね、ほんとこれだけは気をつけてください」

 とめちゃくちゃ念を押されてしまった。

 

 スイミングコーチのおもしろエピソードはツイートできない。

 

友人のbio、

 デジタル生まれ現実育ち

が頭をよぎった。