黒くてツヤツヤしている
おととい、キャビアというものを初めて食べた。
午前中はプール施設のバイト。夜は焼き鳥屋で馬車馬のように働く予定であったが、店長が腰痛のためにお休みの連絡。
そこへちょうどよく友人の急な誘い。その1時間後には梅田に到着。
そこで頼んだエビのおすしにちょこんと乗っていた。1カン200円だった。
お行儀のことを気にせずに、エビの上に乗ってるキャビアだけをつまんで食べた。
「インパクトのないいくらみたいやな」
と言い合った。エビと食べるとエビだけの味がした。
大阪第三ビルの地下に入っているその居酒屋は安くておいしい。23歳になりたての女が大阪第三ビルの居酒屋へ入るのは、ちょっとイキリっぽくて気恥ずかしい。でも美味しくて安くて、友達が喜んでくれるのでかまわない。
さきほどなんとなく「キャビア 味」で検索したら、「魚卵の中ではねっとりしていて、濃厚でコクのある味」と書いてあった。
ぜんぜんそんなことない。むしろ軽くて物足りない味だった。私が食べたのは本当にキャビアだったんだろうか?シメサバの方が好きだ。
それと、うにくをたのんだ。
黒毛和牛のあぶりにバフンウニが乗っているおすし。本当かどうかはわからないけど美味しかった。自分だけ食べた。
ウニは昔嫌いだったけれど、急に食べられるようになった。黒毛和牛も他の牛肉との差がわからないけれども、魅力的な四字熟語だ。ただ、贅沢がしたくて食べている。美味しいかどうかは気分の問題だ。
食用の小さな花がちらちらとかけられていて可愛らしかった。
その翌日、祖母がタバコを吸ったせいで病院から追い出されたので退院祝いと称してみんなでスシローに行った。
やっぱり寿司はめちゃくちゃうまいな。