ボトル

good night mare

うんこカスゲボチンチンザメテオ

 自転車を買った。

 

 2万5千円ほどのクロスバイクで、ライトや鍵、その他もろもろ消費税含めて3万円を少し超える程度のかわいいひと。


保険も入らないといけない。

大阪市では自転車保険に入ることが義務付けられているらしいのだが、恥ずかしながら手持ちがなかったため「近々もっかい来てください。」ということで未加入。せっかく予算内でいい買い物ができたのに、保険のことまで考えていなかった。予算オーバーだよ。


 車体は黒、ライトはミントグリーン。
過去の愛車たちはすべて盗難により紛失しているので(私は本当にこういう運に見放されている)、鍵は柱に巻き付けられるような長いものを選んだ。


輪行に挑戦したくて購入に至ったのだが、予算的にも10㎏以下のものを探すのは難しい。
通販も検討したものの、何かあった際に自転車屋さんで断られる可能性を考えると、やはり店頭で購入したほうがよさそうだという結論になった。


このひとの体重は12㎏ということだった。持ち歩けるギリギリの重さだな。


 輪行というのは、公共の交通機関を使って自転車を運ぶこと。自転車を分解して小さくまとめ、専用のカバンに入れておくことで電車やフェリーで運ぶことができるらしい。

 


 去年の後半あたりからぼちぼち行き始めたキャンプだが、調べれば調べるほど遠くにある。

当たり前だが市街地にキャンプ場などない。では郊外へ赴くかとつま先を向けようが、車の免許を持っていない。バイクどころか原付免許もない。徒歩と電車で行こうにも、駅からキャンプ場までタクシーで15分、なんて案内もザラである。


ここで行きついたのが輪行というアイデア
キャンプ場の最寄り駅まで自転車を担いでいって、着いたら組み立て、キャンプ場まで漕ぐ。
完璧じゃないか。

 


 しかしながら、どんなに完璧な計画であっても無視できないのは現実との摩擦である。


 初めてこの自転車に乗ったのは当然、買ったその日なのだが、クロスバイクというものをそもそも理解していないがためにケツが猛烈に痛い。
サドルには椅子の機能がない。


ケツが痛いのはまあいい。だいたい予想していた。小野田坂道もたしかおんなじことになっていた。しかしこれに慣れなければ3時間を超えるサイクリングなど到底無理である。


そして翌日には上半身が筋肉痛になった。これは予想していなかったので調べてみると「よっぽどでもないかぎり街でのサイクリングで上半身が筋肉痛になることはない。」とある。

体力がないってこういうことか。
痛む二の腕、腹筋、手首。
なんじゃこれは。


 行きたいキャンプ場、調べつくした河原、3月には鹿児島にフェリーで行きたいなどと思っていたのに。完全に考えが甘かった。これでは10キロを超えるザックを背負って輪行など、夢のまた夢である。

うんこカスゲボチンチンザメテオ。

 


 ということでここ1週間、1日20kmを目標に毎日1時間強走っているのだが、これがすでにつらい。
時速20kmくらい自転車なら普通じゃんと経験者の方なら思うかもしれないが、大阪市内の住宅街は死ぬほど信号が多い。信号が多いと休憩が多い。いちいち止まるストレスと体の冷えが私のやる気をそいでいく。


 あーーーやめてえーーーーー。
だれかいい練習方法があったら教えてください。
よろしくお願いします。

 

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